会社の特定の部署や新たな分野の職業に従事する場合、『見習い』ということもありますが、一般的にはしっかりと「研修」を受けた上で、現場に配属というのが通例でしょう。
研修を受けるということは会社がコストをかけているわけで、その成果が見られなければ意味がありません。研修をうけたばかりで成果を!というのはあまりに酷であり、それに代えて、真摯に研修を受けた証が必要とされます。
そして、その研修をしっかり受講しましたという証になるのが『研修報告書』です。
書き方としては、受講した研修の内容を分類ごとに箇条書きにし、それぞれに対する自身の対応や考え方、将来への生かし方について述べることとなります。
研修への感謝は研修報告書の書き方の肝
加えて肝心なことは、研修を受講させていただいたことへの感謝の記述です。それも、ありがとう、だけでは役立たずとなります。
研修を受ける人たちは老若男女にかかわらず、何がしかの「社会経験」があるはず。その社会経験の中では得られなかった特殊な経験を「研修」でさせてもらうわけです。そこで、具体的に、何が得られたか、そして、その得たものをどう今後に生かしていくか。この点を明確にした上で、ふつふつと湧く感謝の思いを表明するということです。
この研修報告書の書き方の肝(きも)となる部分は、報告書の項目の中の「研修の所感」ないしは「感想」の部分に記載することになります。ただ良かったとか、抽象的な表現は慎むべきであります。
世の中、一般的にも、なにかしていただいて感謝の気持ちを述べる際に、ただありがとうだけでなく、カクカクシカジカこのようにたすかりました。感謝します、の方が良いに決まっているのです。