「おもてなし」が日本のキラーコンテンツ?になりつつある昨今、接客ではなく「接遇」ということがますますクローズアップされています。
これに伴い、接遇の研修も盛んに行われるようになり、研修受講者に課せられる「接遇研修の報告書(レポート)」の書き方も喫緊の課題となっています。
接遇と接客は似たような言葉ですが、明らかに異なります。接遇の「遇する」とは冒頭の「おもてなし」ということであって、接客の場合は客と接する際の最低限のあり方でありノウハウです。心構えからして前提に違いがあります。
この接遇に関しては、接客業・営業のみならず、かなり以前から病院や介護・看護の現場で重要視されるようになっています。
接遇には接遇5原則というものがあります。挨拶・笑顔の表情・態度・言葉遣い・身だしなみの5つです。この五つが接遇にふさわしくあろうとすることは、簡単なようでいて、実はなかなか実践が困難な事柄です。
そこで、現場の諸先輩のみならず、プロによる接遇研修なるものが多く取り入れられるようになっています。
研修参加者は研修の後に研修レポートの提出を行いますが、接遇研修においても例外ではありません。研修報告書の基本は同じですが、接遇研修に特化した書き方について、また、例文や雛形やテンプレートについて述べて参ります。
基本はこちら⇒研修報告書[レポート]の書き方 例文・雛形 まとめ
接遇研修報告書(レポート)の書き方
やはり問題となるのは、接遇研修受講ならではの【感想・所感】の書き方だと思います。
何を書くかについては、受講してみないとわからないとは言え、自身は研修で何を得るのかという「心構え」があると無いでは大きな違いがあります。その心構えが「感想」を書く上でのポイントを絞るのに役だちます。
また、様々なことを感じた場合でも、出来れば最も強く感じたこと一点に絞って書くことが提出先に自身の思いを伝えることに役立ちます。
施設や組織の経験豊富な方々の考え方やものの見方、特に接遇の現場にあっては「ストレスとの付き合い方」は重要で、自分としては、その内容のどこに何を感じたかは「評価」されることでしょう。
研修報告書の提出はその多くが上司など上役への提出となるため、遠慮が先んじてしまう傾向があります。ところが接遇研修にあっては、専門の業者があって、そこへの「お客様」の声が寄せられます。実は、この声こそ、忌憚の無い生の感想ということができ、参考になると思います。
接遇研修へのお客様の声
http://www.ikusei.jp/kaigo/voice.html
接遇研修のレポート(報告書)例文・雛形・テンプレート
接遇研修報告書における書き方の要点として、感想・所感の部分がクリアーできれば、その他は、たの研修レポートと大きな相違はありません。
従って、雛形やテンプレートも、出回っているものを使用するのであれば、一般的な研修報告書のフォーマットを活用すれば良いし、例文としては前述の内容を取り入れてみて下さい。