介護職員初任者研修を最短・格安・通信で!カリキュラム(内容)は?

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介護職員初任者研修は、旧ホームヘルパー2級にかわる「介護職員初任者研修課程」という資格です。初任者研修は、現在、介護の現職の方をはじめ、これから介護の仕事に就こうとお考えの方にとっても、大変に気になる資格です。

初任者研修を取得すれば、介護の仕事の就職に有利であることは間違いありませんが、高齢化が進む中、在宅でのお身内介護のために取得したいという方も多い状況です。

その際、人それぞれに置かれた状況も様々であり、初任者研修の取得にあたり、様々な要望や疑問が存在します。最短で取得したいが?、働きながら学べる通信教育の状況は?、資格取得に試験はあるか? 難しいか?、そもそも初任者研修のカリキュラム(内容)ってどうなっている? 高齢でも、若年でも大丈夫か?肝心の受講料は?受講期間は?等々・・。

このページでは、これら初任者研修に関する様々な疑問に回答すると共に、その背景などについても解説しています。

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介護職員初任者研修 Q&A見出し(リンク先)一覧

1:介護職員初任者研修はホームヘルパー2級の廃止で誕生(一覧直下に)
2:ヘルパー2級の資格があるが初任者研修を受ける必要はあるか?
3:通信教育のみでの取得はできるか?
4:働きながら資格を取りたいが可能か?
5:無理のないスケジュールでゆっくり確実に取得したいが?
6:最短でできるだけ早く資格を取得したいが?
7:【受講コース】介護未経験・無資格の人はどれくらいで取得できるか?
8:年齢が高齢もしくは十代、低学歴でも受講はできるか?
9:初任者研修の受講料金に関する疑問
10:初任者研修と実務者研修との違いは何か?

初任者研修のカリキュラム(受講内容)については、以下のページをご覧になると、具体的にイメージがつかめると思います。

介護職員初任者研修試験問題 修了試験問題集と過去問題

介護職員初任者研修修了試験(筆記テスト)の模擬問題(練習問題)

介護職員初任者研修はホームヘルパー2級の廃止で誕生

介護職員初任者研修は、新しい「介護の仕事の研修課程」です。2013(平成25)年の4月から、それまでのホームヘルパー2級に変わってスタートしています。

今後、介護の仕事に就こう(就職しよう)とする人や、訪問介護の事業所で働いているが資格を持っていない人、などが対象になる研修課程です。この点は旧ホームヘルパー2級と同じです。

ホームヘルパー2級は、すでに世の中に浸透した名称で、この受講資格を取ろうとお考えの人も多いのですが、その方は、今後、「介護職員初任者研修」を受講すれば良い、ということです。研修課程の持つ役割や研修内容の根幹は、どちらも同じです。

ヘルパー2級から初任者研修への改正にともなう変更点等は以下のとおりです。はあり、共通点と共に以下記しています。

ホームヘルパー2級廃止のわけ

これまでは、ホームヘルパー2級のほかに、同1級、介護職員基礎研修、介護福祉士などの資格が混在していて、各々の資格どうしが十分に連動していませんでした。また、国家資格である「介護福祉士」の受験資格を取得するまでの方法も多様かつ複雑で、そのためのキャリアの積み方も非常に分かりにくい状況だったのです。

この状況を統合して介護職の養成体系を整理し、多様化する介護のニーズに対応していくために行われたのが今回の改正で、ホームヘルパー2級は介護職員初任者研修へと移行になりました。

これによって資格取得ルートは一本化され、【介護職員初任者研修】⇒【実務者研修】⇒【介護福祉士】⇒【ケアマネジャー】、というように、キャリア形成の方向性が明確に解り易くなると共に介護の職場でのステップアップにより展望が持てるようになりました。

介護職員初任者研修と旧ホームヘルパー2級の違い

介護職員初任者研修も旧ホームヘルパー2級も資格としては同等ですが、ヘルパー2級は訪問介護における身体介護・家事援助に必要な資格でした。これに対して初任者研修修了課程は、在宅・施設を問わずに介護職としての知識と技術を習得する課程です。

どちらも基本的な習得内容は同じで研修時間も共に130時間ですが、研修内容には、主に以下3点の違いがあります。

1:実技の研修時間⇒旧ホームヘルパー2級より、介護職員初任者研修の方が増えた。
2:施設での実習時間⇒旧ホームヘルパー2級では「30時間の実習必須」だったが、介護職員初任者研修では「任意」になった。
3:修了評価の試験⇒旧ホームヘルパー2級では「なし」。介護職員初任者研修では【あり】。

3の初任者研修における修了試験はおおいに気になるところですが、介護職員初任者研修は、あくまでも習得させるための講座であり、補講などもあるので心配は無用です。

それでも心配な方は多く、介護職員初任者研修試験問題 修了試験問題集と過去問題 のような標準的な模擬問題などが参考になるでしょう。

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ヘルパー2級の資格があるが初任者研修を受ける必要はあるか?

現在すでに、ホームヘルパー2級の資格を持っている人は、介護職員初任者研修を受ける必要は全くありません。旧ホームヘルパー2級に変わって登場したのが初任者研修であり、その扱いは同等だからです。

ただ、初任者研修と旧ホームヘルパー2級は「同等の扱い」ですが、資格としては別物です。履歴書にそれぞれの資格を記入する場合、

初任者研修資格⇒「介護職員初任者研修課程修了」
旧ホームヘルパー2級⇒「訪問介護員2級養成研修課程修了」

となります。

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通信教育のみでの取得はできるか?

介護職員初任者研修には必ず、通学による座学・実習(スクーリング)が必要です。通信形式のみでの研修課程修了はありません。しかし、通信教材は充実しているのでカリキュラムのほとんどを教材による自宅学習でマスターすることはできます。

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働きながら資格を取りたいが可能か?

働きながら資格を取りたい人の場合、平日の日中は仕事で通学は無理、平日が休みも仕事で土日は休めない、シフト制の仕事で休みが不定期、等々、通学の時間が取れないのでは?という悩みをお持ちです。

しかし、現実には、仕事をしながら取得する方は多く、働きながらでも介護職員初任者研修課程の資格を取ることは十分に可能です。

平日の日中週1回のコースや、土日の週1回コース、あるいは夜間コースなどがあるので、自分に合ったコースの選択が可能です。また、通信コースのみならず、通信形式併用の講座が一般的であり、通信による自宅学習での進捗も望めます。さらには、仕事や所用で出席出来なかった分を「振替授業の制度」を利用してカバーすることも可能です。

なお、夜間コースについては、需要に対して「開講」する学校が少ない現状にあります。

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無理のないスケジュールでゆっくり確実に取得したいが?

多忙な世相の中。不足する介護職員のための資格でもある「介護職員初任者研修」の受講を考えると、頑張って早く覚えないといけない・・といったイメージをお持ちの人もいらっしゃいます。

しかし、介護講座を開講する、特に大手の学校では「ゆっくり」をキャッチフレーズにして受講生の募集を行っています。いわゆる、標準的な受講期間4ヶ月(週に1日程度)の通学講座です。さらには、これも大手の学校になりますが、受講期間の延期を4ヶ月間まで無料で行っているところもあります。

介護の入門資格となる「介護職員初任者研修」は、できるだけ多くの人たちに資格を取ってもらうための研修課程です。心配することなく、ゆっくりと確実に習得して参りましょう。

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最短でできるだけ早く資格を取得したいが?

最短で出来るだけ早く初任者研修課程を修了して資格を取得してしまいたい、という要望は非常に多い実情です。

結論から申せば、介護職員初任者研修は【最短1ヵ月】で修了することができます。

しかし、要望を抱く人それぞれに、受講に臨む条件には違いがあり、全ての人が必ず1カ月で修了して資格が取れるとは断言できません。

介護の仕事の世界に全く知識が無い人から現職の人もいます。年齢も様々です。現在、仕事をしていてなかなか時間の取れない人や求職中の人、また学生さんもいるでしょう。さらには、お住まいの地域によって、研修に通える学校も限られてきますし、学校のカリキュラムや受講料によっては、金銭面や時間面で違いもあります。

『現実問題』として、受講希望者それぞれが、これらの受講ポイントをいかにクリアして臨むのかが重要です。

次項では、初任者研修の受講コースの種類など、クリアすべき受講ポイントについて述べています。

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【受講コース】介護未経験・無資格の人はどれくらいで取得できるか?

これから介護の仕事に就こうという考える介護未経験も現職で無資格の人も共に、介護職員初任者研修の受講の対象者です。なので、経験の有無で心配することなく安心して受講ができます。

その介護職員初任者研修のカリキュラムは全ての学校(スクール)共通で、【全部で130時間】と決まっています。しかし、国の指針と都道府県の指導要領は厳守されるものの【カリキュラムの内容】は指定された学校独自のものがあり、授業日程も様々です。

カリキュラム内容に従うために学校ごとに多少の誤差はありますが、授業日程のほとんどは次のコースに分類することができます。

  • 最短1ヶ月のコース
  • 土日コース
  • 通信コース
  • 夜間コース

土日コースといっても、週1回土曜日だけ・日曜日だけという場合が多く、平日に週一回と変わらないケースが多い実情です。本来、【週1回のスクーリングで4ヶ月位かかる】というのが一般的なコースとなっています。

とはいえ、やはり、「最短1ヶ月のコース」はどこのスクールでも人気があって、申し込もうにも既に定員オーバーというケースが多々あります。ですが、ご自身の置かれた状況を冷静に判断することが重要です。まずは、通える学校の状況を確認することから始めましょう。では、効率の良い確認のしかたとは?

平日、土日、夜間、通信、最短1カ月の各コースの概要

最短1カ月、通信コースなど、各コースの概要について述べてまいります。各コースに対する実際のイメージができることと思います。

短期1ヶ月のコース

平日に時間がとれる人、あるいは、なんとしても短期で、という人の場合におすすめできます。最短1ヶ月(実質1ヶ月半位)の短期習得コースの場合は、授業が週に3~4回で、各授業もフルタイム(10:00~17:00等)に設定されていて、演習・講義・実技を一気に消化する設定になっています。

4ヶ月コース(平日や土日に実施)

平日が休日のお仕事でも受講できるので、そのような人にはおすすめできます。数は少ないですが、週に2回の授業で2ヶ月のコースも存在します。

4ヶ月コースの場合は、授業が週に1回というのが基本です。中には、これに通信教育による自宅学習を併用しているところもあり、これによって130時間のカリキュラムを消化していきます。

週に1回の授業なので、比較的にゆとりがあり、仕事をしながら、子育てや家事をしながらと両立が可能ですが、しっかりした目的意識を持続させることが肝心です。

土日に開講している学校の実例

初任者研修を実施する学校では、その多くが、スクーリングを土日に開講しています。それは、働きながら資格取得を目指すコースの需要が大変に多いからに他なりません。つまり、月曜日から金曜日までがお仕事の人が多いということです。

働きながら受講したい人の選択枝に夜間コースもありますが、夜間コースに比べて土日コースの方が、受講日程や開講教室の選択に自由度があります。

具体的には、週1回土曜日のみのコース、週1回日曜日のみのコース、さらに、週2回の土日コースがあり、実例は以下のとおりです。

  • 介護教室Aの場合:土曜日のみ|10:00~17:00|通信学習併用で期間は4ヶ月
  • 介護教室Bの場合:日曜日のみ|09:30~16:40|通信課題3回提出で期間は5ヶ月
  • 介護教室Cの場合:土曜と日曜|10:00~17:00|通信課題3回提出で期間は2ヶ月半

実際のところ、長期にわたって毎週の土日を全て授業にあてるのは困難な場合もあるものです。また、通信課題への取り組みに悩む人もいらっしゃいます。このため、ある程度ゆとりのある土曜のみ、日曜のみの開講が人気の傾向を示しています。学校の中には、授業の振替制度を実施しているところもあるので、要チェックです。

夜間コース(平日に実施)

初任者研修の夜間コースは、働きながらの受講を希望する人におすすめできます。

しかし、コース全体の中でも、夜間コースは少なめです。そのため授業の日程も限られてきます。というのも、夜間の開講には施設・人員の確保が必要であり、それが可能な大手企業の学校(スクール)でないと手がつけられないという事情があるからです。受講料の安い学校(スクール)を見ても、そのほとんどが夜間講座を実施していないという事実があります。

介護職員初任者研修の資格取得をお急ぎの場合、夜間コースにこだわっていると時間をロスする可能性があるので、土日コースの受講を検討してみましょう。

夜間コースの日程としては、18:00から21:00の「週4回・2ヶ月コース」と「週2回・4ヶ月コース」が想定されるところですが、以下は、大手の介護スクールの実例となります。

【ニチイ(株式会社ニチイ学館)】では、全国すべての拠点校で夜間コースを実施しているわけではありません。実例として、時間帯が18:00から21:00で、週2回の平日夜間開講で期間は4ヶ月(通信学習を併用)です。

【三幸福祉カレッジ】では、時期によって夜間コースの開講が異なっています。実例として、時間帯が18:30から21:40で、週2回の平日夜間開講で期間は4ヶ月です。

通信コース

介護職員初任者研修には、「通信コース」という名称こそありますが、全ての研修課程を通信教育で行えるわけではありません。必ず、通学(スクールでの受講)が伴います。必ず通学しないといけません。というのも、初任者研修の実施については、法律によって、全受講時間130時間の内、通信形式の時間数は【40時間30分】までと決められているからです。

冷静に考えてみても、初任者研修を受講する人はいずれ、介護の現場で要介護者を現実に相手にする仕事に就くわけです。実技講習や対面講習が全く無いというのは考えられないでしょう。

では通信コースは?といえば、この通信形式の授業時間の割合が大きい「コース」について、それぞれの学校が「通信コース」と命名しているということなのです。

通信形式の講座をスクーリングと併用することのメリットは2つあります。1つには、通信形式の授業の採用で、通学日数を減らして受講期間が短縮できるということです。もう1つには、学校での授業日数が少なくなる分、人件費が軽くなり、受講料も安くなるということです。

通学日数が少なくなり、通信で勉強できることは、忙しい人にとって助かることではあります。しかし、その分、通信による自宅学習の確保が必要になるので、心してかかる必要もあるでしょう。

要は、ご自分自身との相談になります。通信コースに対して、全て通学で受講する「完全通学制」のコースがあり、こちらは時間もコストもかかってきますが、自宅学習が苦手な人にとっては、検討すべきコースと言えましょう。

以下は、大手の介護スクールにおける初任者研修「通信コース」の実例となります。

【ベネッセ】
通学は、平日・土日などの週2日コースで期間は「2から3ヶ月」。提出用課題に完全に対応したテキストを使用。自宅学習用テキストで介護の知識が身につきます。

【未来ケアカレッジ】
通学は、日曜日、週1回のコースで期間は「約3ヶ月半」。スクーリングと自宅学習とで最適な組み合わせを実現している通信コース。

【大阪福祉総合スクール】
通学は、平日短期コースで期間は「1ヶ月(通学日数15日)」の短期。スクーリングと「通信教育の添削」の双方で学習。テキストを見ながら問題を解き、授業時間内で提出する方式。

平日、土日、夜間、通信、最短1カ月の実施コースの確認方法

初任者研修を実施する学校は全国に多数存在します。ネットで調べられるとはいえ、それぞれのHP(ホームページ)を閲覧して見て比べるのは大変な作業です。お住まいの地域から通学可能な学校の資料を一括して取り寄せることが可能なので、これを利用しましょう。

取り寄せた学校の資料には、最新の各コース内容や直近の受講日程なども同封されていて確認・判断に時間を要しません。ほとんどの場合、申込書も封入されているので便利です。

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年齢が高齢もしくは十代、低学歴でも受講はできるか?

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ご自身が高齢であること、あるいは10代の若年であること、さらには、低学歴を気にして初任者研修の受講を懸念する人がいらっしゃいます。

しかし、介護職員初任者研修ほど、【受講者に多様性】のある入門資格も無いのではないでしょうか。幅広い世代の方々が受講しているという現実があります。年齢や学歴による制度上の規制はありませんので、実に受講しやすい講座(研修課程)です。

高齢の自分に受講ができるものか?

60歳の自分に初任者研修への挑戦は可能か。奥様の介護のために受講したいが、既に自分は70歳を越えている・・。等々、高齢の方々に受講の要望があります。

介護の仕事に就くという目的以外にも、お身内の介護のために受講を希望する人がおりますが、受講資格自体は、70歳以上でも問題ありませんので、挑戦の意欲がある人は是非、受講を検討してみるとよいでしょう。

高齢者や身内介護のための初任者研修の受講が、社会的にも奨励されているという例が以下の助成事業です。

介護職への就業以外にも、家族の介護や地域の介護支援を目的とする60歳以上の方々を対象に、初任者研修を奨励する助成事業が行われています。地域限定ですが、受講料が1万円となっています。

シニア対象の介護職員初任者研修を福島県が実施

シニアを対象に介護職員初任者研修を実施 福島県

シニア向け介護職員初任者研修

学歴が中卒・高校中退である、また、未成年であるが受講できるか?

諸般の事情で学歴が中卒の方や高校中退の方、また、未成年の方。そういった方々の中にも、介護職員初任者研修を受講したいという要望があります。

このような方々の多くは、介護未経験に加え、研修や勉強に対する不安をお抱えのようですが、初任者研修は学歴、年齢、未経験を問わず受講ができますので安心して下さい。

ただ、若年者や未成年者の場合、介護の仕事が「高齢者(被介護者)とのコミュニケーションの場」であることに留意しないといけません。世に言うところの、一般常識や公衆道徳、また、倫理の観念がいい加減ではなりません。

また、10代の受講者は現実にいらっしゃるもののその割合は少なく、同じ受講クラスに同年輩の人がいるかどうかは保証の限りではありません。しかし、年上の方々とのコミュニケーションの場であると捉えた時、それは、介護職にとって、有益な訓練の場となります。

以下のリンク先では、こういった点に加え、介護の現場の実状やステップアップへのアドバイスが述べられていて、大変に参考になります。

介護士のお仕事って何歳からできますか?

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初任者研修の受講料金に関する疑問

初任者研修の受講に要する金額については、お金の問題だけに切実です。受講料金は安いにこしたことはありませんが、研修課程を修了できなければ意味はありません。この点、ご自分に適した研修コースこそが、最適な受講料金といえるのではないでしょうか。

短期コースと普通コースでの受講料金の違いは?

介護の学校(スクール)により、短期コースと普通コースでの受講料金には違いがありますが、傾向としては短期の方が値段が高い傾向です。しかし、双方、全く同じスクールも存在します。また、時期によって、短期コースがキャンペーン価格でリリースされることがあるので、覚えておくとよいでしょう。

なるべく安く資格を取りたいが?

なるべく安く初任者研修の資格を取りたいという要望の背景にあるのは、受講料の設定が各スクール様々であるという点です。ニチイ、ハクビ、三幸福祉カレッジ等の大手介護スクールを筆頭に、コースや受講期間にもよりますが、様々な受講料を打ち出しています。

高いところでは15万円以上、かと思えば6万円程度の料金設定も見受けられます。では、高ければ内容が良く、安ければそれなりなのか?そうではありません。

初任者研修の講座は、国が指針を打ち出し、これを受けた各都道府県が指導要領を策定して「基準をクリアした学校」を指定していますので、講座の内容自体は大きく変わることはないのです。

受講料金の違い。それは、各企業の学校が講座の各コースにかける「コストの違い」が反映されたものなのです。

開講日程や振替授業制度への対応にかかるコスト

初任者研修の講座開講日程を組む場合、これには、いつ何時からという要素が教室の賃料(コスト)の違いとなる場合があります。さらには教員の人件費もバカになりません。忙しい受講者のために、振替授業制度を導入している教室もありますが、これがまたコストを上げる要員ともなります。このようなことから、働く人が受講に通いやすい日程を組む学校や振替制度のある学校の場合、講座料金は高くなる傾向にあります。

教室の立地条件による賃借料(コスト)の違い

初任者研修ための教室を駅前にある建物を借りて運営する場合、通いやすさから集客(受講者)には向いていますが、教室の賃借料は高いものとなります。反対に、ローカルな駅前や路線から離れた場所の場合は、集客には不利かもしれませんが教室の賃借料は安くて済みます。このコストの違いが、受講料の安い高いに影響します。

本業ではない初任者研修の教室を運営するケース

恒久的な人材難といわれる介護業界です。介護施設を運営する企業は常により良い人材を確保することに余念がない状況です。こういった企業が、人材確保を目的に、本業ではない初任者研修の教室を運営するケースでは、受講料を少し引き下げても、受講者の中から人材を確保できれば元がとれるということがあります。

受講料の分割払いは可能か?

初任者研修の受講料は、数万円から十数万円と大きな金額です。一括での支払いが困難な人も多く、分割での支払いを希望する人は多い実状です。これに対応して、ほとんどの学校(スクール)では、3回払いや10回払いの分割払いに応じています。しかし、中には分割払いのできないところもあるので注意・確認が必要です。

初任者研修は無料で受講できるか?

ハローワークが実施する初任者研修の講座であれば、テキスト代(教材費)は自己負担になりますが、【受講料は無料】です。ただし、失業中の人であることが条件となります。

失業した場合、雇用保険を受給できる人とそうでない人が生まれます。

ハローワークでは、雇用保険を受給できない人の「求職支援」のために求職者支援訓練として「初任者研修」を無料で受講できる制度を用意しています。また、雇用保険を受給できる人は公共職業訓練として、同じく無料受講の門が開かれています。

ただし、ハローワークでは、受講希望者に対して一般常識・学力問題・作文などの【選考試験】と【面接】を行います。その上、受講者に選ばれる可能性は、その時々の応募倍率に左右されます。応募者の殺到で募集定員を超過する状況も続いています・・。

また、ハローワークでの受講講座は「無職の人」が対象であるため、開講日程は平日の昼間が基本です。さらに、研修の講座は常時開講ではありません。このため、民間の学校のように、遅刻や欠席を補う振替制度がなく、この点、資格の取得に影響がある場合も考えられます。

失業中の人なら無料で受講できるハローワークの初任者研修ですが、その障壁はかなり高いものといえましょう。

無料の受講を希望する場合、以上のことを踏まえ、十分に検討の上で臨むべきでしょう。

【参考リンク】
全国ハローワークの所在案内

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初任者研修と実務者研修との違いは何か?

初任者研修(介護職員初任者研修)に対して、実務者研修(介護職員実務者研修)の場合、さらに専門的な知識を身につけていくことになります。

介護の世界の資格に「介護福祉士」という国家資格があります。実務(仕事の現場)からステップアップしていく場合、実務経験3年以上に加え、実務者研修課程の修了で、介護福祉士の受験の際に「実技試験が免除」となります。この意味は大きく、介護福祉士の国家資格の取得の為には、実務者研修は避けては通れません。

初任者研修の受講目的に、「まずは介護の仕事に就くため」といった人もいらっしゃる中、実務者研修は、介護の専門家としてステップアップしていくための資格といえるでしょう。

サービス提供責任者と初任者研修と実務者研修

国家資格を目指してのステップアップという観点から離れて、介護現場の実務という点から初任者研修と実務者研修を見てみると、実務者研修にはより大きな意義があることがわかります。

介護事業所には、十数人レベルの介護スタッフをまとめる「サービス提供責任者(通称:サ責)」の存在が不可欠です。そして「サ責」の資格として、【最低】でも、3年以上の実務経験に加え介護職員初任者研修(あるいは旧ホームヘルパー2級)の修了資格が必要です。

ところが、平成25年4月以降の介護報酬の算定方法の改正で、上記【最低】の資格を持つ人が「サ責」であった場合、「10%の減算」が実施されることになりました。

つまり、サービス提供責任者の持つ資格が介護職員初任者研修(あるいは旧ホームヘルパー2級)に留まっている場合、事業所の売上が減収になるということです。

ところが、実務経験が無くとも「実務者研修を修了した人」がサ責の地位に就けば、売上の減収も無くなるということなのです。

初任者研修に比べ、実務者研修の持つ意義の大きさを実感する現実があります。

介護の世界での前進を期するのであれば、初任者研修を受講しないで、初めから「実務者研修」を受講することもおすすめできると思います。

<サービス提供責任者の資格要件>

1.介護福祉士の資格取得者
2.介護職員実務者研修の修了者
3.介護職員初任者研修の修了者で、介護業務の実務経験が3年以上ある者
4.旧 介護職員基礎研修課程の修了者
5.旧 訪問介護員養成研修1級課程(ホームヘルパー1級)の修了者
6.旧 訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級)の修了者で、介護業務の実務経験が3年以上ある者

注:介護職員初任者研修の修了者(3)および訪問介護員養成研修2級課程(ホームヘルパー2級)の修了者(6)の場合、10%の減算(平成25年4月の介護報酬算定方法の改正による)

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